せっかく4Kテレビを購入したのに、4K8K放送が映らないという声をよく耳にします。
実は4Kテレビだけでは4K8K放送は視聴できない場合があります。テレビ以外にも対応した機器を揃える必要があるのです。
この記事では、お持ちの機器が4K8K放送に対応しているかを確認できるチェックリストをご紹介します。
なぜ4Kテレビだけでは4K8K放送を見られないのか?
4K8K放送を見るには、テレビを含めて4つの機器すべてが対応している必要があります。
具体的には、4Kチューナー(内蔵または外付け)、4K8K対応BSアンテナ、3224MHz対応の分配器・分波器、3224MHz対応ケーブルの4つです。
このうち、どれか1つでも非対応だと4K8K放送は受信できません。
現行の4K8K放送はBS/CS衛星放送のみで提供されており、地上デジタル放送では実施されていません。
特に重要なのが「左旋(させん)」と呼ばれる新しい電波の種類への対応です。左旋とは、4K8K放送専用に割り当てられた周波数帯のことを指します。
一般的に、全8K放送と多くの4K放送はこの左旋対応が必須とされています。
まず確認!お使いのテレビに4Kチューナーは入っているか?
最初に確認すべきは、テレビに4Kチューナーが内蔵されているかどうかです。
メーカーによると、4K対応の画面表示機能と4K放送の受信機能は別物とされています。
4K解像度の映像を表示できても、4K放送を受信するチューナーが搭載されていないモデルも存在するのです。
テレビの取扱説明書や型番で「BS4K/110度CS4Kチューナー内蔵」と明記されているか確認しましょう。
もし非搭載の場合でも、外付けの4Kチューナーを購入することで対応可能です。
2018年以前のBSアンテナは交換が必要な可能性が高い
次にチェックすべきは、BSアンテナです。
業界団体によると、2018年以前に設置されたBSアンテナは左旋非対応の可能性が高いとされています。
2018年12月に新4K8K衛星放送が開始されたため、それ以前のアンテナは従来の2K放送用に設計されているからです。
4K8K対応アンテナの条件は、右旋・左旋両対応で3224MHz対応であることです。
右旋とは従来のBS放送で使われている電波、左旋とは4K8K放送専用の新しい電波のことを指します。
アンテナ本体または取扱説明書に「4K8K対応」や「3224MHz対応」の記載があるか確認してください。
設置年だけでは断定できないため、型番を確認することが重要です。
見落としがち!分配器・ケーブルも3224MHz対応が絶対条件
最も見落とされやすいのが、分配器や分波器、ケーブルの周波数対応です。
分配器とは1本のアンテナ線を複数に分ける機器、分波器とはBS/CS放送と地上デジタル放送を分ける機器のことです。
公的機関の資料によると、従来の2K時代の規格は2071MHzまでしか対応していません。
左旋の周波数帯は従来規格外のため、3224MHz対応でなければ信号が通らないのです。
一般的に、配線経路のどこか1箇所でも非対応機器があると、4K8K放送は受信できません。
壁面端子、分配器、分波器、アンテナケーブルのすべてを確認する必要があります。
複数台のテレビで視聴する場合や配線が長い場合は、3224MHz対応のブースター(電波増幅器)も必要になるケースがあります。
一目で分かる!4K8K対応チェックリスト
| 機器 | 確認ポイント | 対応の目安 |
|---|---|---|
| テレビ/チューナー | BS4K/CS4Kチューナー内蔵か | 型番・取扱説明書で確認 |
| BSアンテナ | 3224MHz・左旋対応か | 2018年12月以降設置が目安 |
| 分配器・分波器 | 3224MHz対応表記があるか | 機器本体の刻印を確認 |
| ケーブル | 4K8K対応・3224MHz対応か | S-4C-FB以上を推奨 |
| ブースター | 3224MHz対応か | 複数台接続時は要確認 |
マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、まず建物全体の共同アンテナが4K8K対応かを管理組合に確認することが先決です。
個別での対応が難しいケースが多いとされています。
戸建て住宅で既存設備を流用する場合、アンテナだけを交換しても配線機器が非対応なら映りません。
業界団体によると、一括で対応機器に交換する方が結果的に低コストとされています。
まとめ:すべての機器が揃って初めて4K8K放送は見られる
4K8K放送を見るには、テレビ・チューナー、アンテナ、分配器、ケーブルのすべてが3224MHz対応である必要があります。
特に2018年以前から使用している機器は、左旋非対応の可能性が高いため注意が必要です。
「4Kテレビを買ったのに4K8K放送が映らない」という場合、多くは分配器やケーブルなど配線周りの機器が非対応であることが原因です。
まずは今回のチェックリストで自宅環境を確認し、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。

